2016.03.01
シロアリとは、シロアリ目(等翅目)に属し、不完全変態の昆虫で、形態や生活様式がアリ(黒アリ)に似ているためにシロアリと呼ばれています。しかし類縁関係は遠く、むしろ分類的にはゴキブリやカマキリと近縁な昆虫です。
日本に生息している代表的なシロアリにはヤマトシロアリとイエシロアリがいます。
一般的にシロアリに気付くケースとしては羽アリの群飛(スウォーム)時期に気付かれます。
ヤマトシロアリの羽アリの群飛時期は、4月~5月頃(地域により若干の誤差があります)の日中に行われ、この時期にきれいな透明の翅が生えた黒っぽい虫が、木材等の小さな穴から続々と姿を現します。体の色が黒っぽいために黒アリと勘違いし、そのまま安心して放置すると、建物はボロボロに食害されてしまいます。
イエシロアリの羽アリの群飛時期は5月下旬~7月上旬頃の夕方から夜にかけて多く、数万頭の女王及び王候補が一斉に飛び立ちます。その後、地上に降りて雄と雌のペアで交尾して巣作りをはじめます。
今回はまずシロアリの基本知識を書きました。
これからちょこちょこ皆様にわかりやすようにシロアリについてお知らせしたいと思います。
© GLORIACE